春日部の冬の風物詩
「押絵羽子板と特産品まつり」
室町時代から続く日本の伝統的遊戯である羽根つきは、「邪気をはねのける」といわれ、厄払いに通じる縁起物や季節を彩る飾り物として親しまれる他、女児の出生を祝い、その成長を願う贈り物とする慣習もあります。今ではこのような風情を見かけることは少なくなりましたが、毎年暮れに行われる東京・浅草寺羽子板市には、多くの人々が集まり師走の風物詩となっています。
この浅草羽子板市を彩る、多くの美しい押絵羽子板が、春日部で作られていることは、意外にもあまり知られていません。東京のベッドタウンとして大きく発展してきた当市ですが、この押絵羽子板の他にも、桐箱、桐製品など素晴らしい伝統的手工業品が数多くあります。また、これら特産品の材料となっている桐を活かした小物なども多数あります。
こうした春日部の伝統的産業をあらためて見直し、市民の方々に地元春日部への愛着と誇りを再確認していただく機会として、また、春日部の特産品を全国にPRする機会として、この催しを企画致しました。市民の皆様に愛される文化的催しとして、これからも長く継続できればと考えています。 |
↑写真提供:春日部羽子板組合
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